[前置き]
最近車を乗り換えました。
またもや中古車で、BMW320i(E36)1998年式のスペシャルエディションと言うものです。
この事はまた別の機会に書くとして、今回は乗り換えて早速ですが、ノーマルのカーステレオの音が良くなく、今時カセットデッキとCDチェンジャーという組み合わせで、さすがに使い勝手も悪いので交換することにしました。
本当はスピーカーも購入したかったのですが、予算の関係上ヘッドユニットのみとなりました。
[準備編]

まずは本体を取り付けるために必要なキットを購入。
日東工業㈱が発売している「NKK-G32DE」(定価6,825円)です。
ネットで調べていると「カナック」と言うメーカーのも取り付けキットもよく出ていますが、日東工業の物も製造元は㈱カナック企画なので、品番は違えど結局は同じ物なのかもしれません。
そしてヘッドユニットはアルパインの「CDE-102Ji」です。
価格が安い中でもiPod接続ケーブルが付いていることと、フロントパネルにUSBとAUXの入力端子が付いていることが購入理由です。AUXは以前、FMトランスミッターに接続して使用していたMDウォークマンをまた使いたかったからです。

さて、このノーマル状態を上手く換えることが出来るのか!?数年ぶりのオーディオ交換なので不安もありますが・・・。
と、作業にかかる前にバッテリーの端子を外しておかなければ。
ボンネットを開け・・・。あるべき場所にバッテリーがない!
そう言えば車屋さんが納車の時に「バッテリー交換しておきましたので」ってトランクの方を指挿してたなあ。
BMWはもしやと思いトランクのマットをめくると、しっかりいました。BMWオーナーとしてお恥ずかしいかぎりです。
で、マイナス端子を外しいよいよ作業開始です。
[取り付け編]

オーディオ両端にある小さな蓋を指で開け、取り付けキットに付属の六角レンチ(2本入っている内、当方車両は2.5mm)で純正を取り外し。
そして純正品とその配線コネクターを取り外すのですが、まずマイナスドライバーでコネクターを上にずらします。
ここまでは純正品の上部にイラストで書いてあるのですが、そこから抜くのが難しい。と言うかよくわからない。
ずらして後ろに引っ張れば良いと思うのですが、堅くて全然抜けない。何でこんな仕組みになっているんだ!と思いながら、ドライバーでこじたりして、最後は強引に引き抜きました。
もっと簡単に出来たのだろうか?まず一山クリアです。
写真は取り外し後です。

今回購入したヘッドユニットはiPod対応で本体後ろから専用接続線が出ているのですが、これをどこかから出してこないといけません。買う時は手を突っ込めばどこかから出せるだろうと、簡単に考えていたのですが、実際純正を外した後の奥を覗くととても手を入れることの出来るスペースなんてありません。
プロならばダッシュボードのパネルなどを外すのでしょうが、どこから外して良いかもわからず、どうしたものかと考えながらあちこち覗き、一番下の小物を入れるスペースを手探りしていると、その上部に2cm×3cm位の楕円の穴が開いているではありませんか。
これを使ってみようと、そこに直接ケーブルを入れても中は障害物だらけで難しいので、針金を先に通りしてみました。と言ってもこれも順調にはいかず、ごそごそしている内に運良く!?針金が穴の近くまで来たので、強引に引っ張りだしたのです。
そしてその針金にコードの先端をビニールテープで留め、通り換えました。
次に本体を取り付けるためのケースですが、説明書にも「取付窓口の四隅を若干切り取り加工する必要があります。」書いてあります。
僕の車の場合、図のように四隅にコーナーRがなく角張っているのですが、やはり横幅が足らず入りません。ですので、横の一辺を少しずつ削り(削り過ぎると固定が甘くなる)、ケースを取り付けました。
その次は配線コネクターの接続です。
これは取付キットとオーディオの説明書の両方を見ながら作業すれば、難なく出来ることでしょう。ただ一本だけ、ダッシュ側から出ている黒く細い線が余ったのですが、これはCDチェンジャーの線だろうと思いそのままにしておきました。
この事は説明書に書いていなかったなあ。
僕の色覚について色弱ですので、紫や橙等の色の見分けに少し苦労しました。
毎回思うのですが、もう少し簡単にならないものなのでしょか。それともこれが一番簡単なのかなあ・・・。
接続も終わりとりあえず動作テスト。
CDを入れるとちゃんと音が出てくれました。ほっと一息。
そしていよいよダッシュへの取付。この作業はネットでも結構書かれているのですが、ダッシュ内部が狭く配線が多くて本体が入りにくいという難関があるようです。
実際押し込んでみても、裏で線が固まってなかなかすんなり入ってくれません。配線をあっちへやったりこっちへやったり苦戦すること5分。ようやく中で配線が落ち着いてくれたらしく、ネジで留め最後に化粧パネルを付けて終了!
全工程約1時間の作業でした。
[作業を終えて]

なかなか綺麗に取り付けられたと思います。ま、説明書通りにしただけですけど・・・。
取り付けキットには六角レンチも付いているし、他に使用した工具は純正オーディオの配線コネクターを外したマイナスドライバーをケースを取り付けるために枠を削ったヤスリくらいでしょうか。
肝心の音質ですが、当然ノーマルよりは良いのですが、やはり、どうやらスピーカーがダメなのでしょう。冴えない音です。
これは次回の課題。いずれまたスピーカーを交換したいと思います。