
オペル・ヴィータ(OPEL VITA)GLSに乗ってきた現在までの感想を報告します。
好きなところ(長所)
・構造面
1.ボディーが頑丈(ボンネットなどの鉄板がいかにも厚そう)
デザインによるものかもしれないが、ドアが分厚い。
2.ドアを閉める音が良い。
(国産高級車のように静かに閉まるのも良いのですが、
ヴィータはガチャンと閉まる。この音が好き!)
3.国産小型車に比べて内装は味気なく安っぽいのですが、
ハンドルはしっかり革巻き!
こういう所に走りへのこだわりが感じられます。
4.ヘッドライトの高さが調節出来る。
荷物をたくさん載せた時など、
車体後部が下がった時、対向車に眩しい思いをさせない。
(ついでにフォグランプが標準なのもGood!)
5.意外にヘッドライトが明るい。
HIDバルブでないにもかかわらず。
6.最低地上高が低いのかデザインなのか、
国産車にありがちなタイヤとタイヤハウスの隙間が少なく
カッコイイ。
7.シートの背もたれの角度調整が、レバーではなく
ダイヤル式。
微調整が出来、最適なドライビングポジションが得られる。
8.後席の真ん中のシートにもバックレストと3点式シートベルト
が付いている。
9.ハンドルにオーディオの操作ボタンがついていて便利。
・走行面
1.何と言っても、高速安定性の高さ。
時速70km辺りからの直進安定性は抜群。
以前乗っていた国産の1500ccや1800ccよりもしっかりと
路面を捉えていて不安なく走行出来る。
高速走行時の横風にも強い。
2.シートが硬めで長距離でも疲れない。座ってすぐ硬いと
感じるくらい。
3.ブレーキのタッチが良い(これは賛否両論あると思いますが)
効き始めはやや踏まないとだめですが、踏んだ分きっちり
効くという感じです。
(国産小型車には女性向けなのか、軽い踏力でよく効くものが
多いのですが、タッチがわかりずらいことがありますので)
嫌いなことろ(短所)
1.ホーン(クラクション)の音。
ピーッと単純で安っぽい音。しかもホーンボタンが指でしか
押せず、軽く押すことが出来ない。故に長くなってしまい、
合図などで大袈裟な音になってしまう。
2.ウインカーの音が「ピコ・ピコ」とこれまた安っぽい音。
同乗者に必ずつっこまれる!でも愛嬌か!?
3.同クラスの国産車に比べ、市街地では明らかにパワー不足。
最初乗ったとき、スタートでは軽四にもついて行けなかった。
(ただし高速道路では頼もしく走ります)
4.これも国産車と比較してですが、燃費が悪い。
良くて12L/km。悪いと10L/kmを下回る。
5.バンパー下の小さなスポイラーが低い位置にあり、空力の
面で効果があるのかもしれませんが、駐車場の車止めに
引っかかり、バックする時外れることがある。
その他の評価
1.オーディオの音はまあまあ。低音が物足りないような・・・。
6連のCDチェンジャーが付いているのですが、販売店曰く
故障が多いので1枚だけの使用にして下さいとの事。
なんだかなぁ。
2.パワーステアリングが少し重めでしょうか。
特に女性にはそう感じるかも。
3.タイミングベルト交換が5万キロごと。標準国産車の半分の
短さ!この出費も気になります。
総合主観的感想
やはりドイツ車ということもあってか、走りに関する装備や性能
は小型車にも係わらず、充実していると思います。
乗っていて安心で快適と言えます。
その代わり内装などは質素でイマイチな所も多々ありますが。
この車、中古車相場でも人気がないのか、かなり安価でお買い
得なのではないでしょうか。
確かに地味で普通の車ですが、ドイツ車入門には良い車です。
P.S. ヴィータって人気がない車ならば、この記事ってだれか
読んでくれているのでしょうか・・・。